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昔、こんな話を聞いた。。

 学生の頃、四谷のホテルでアルバイトをしていた。そこの中華の料理人、この人は中華料理の講師もしているらしい。同じ材料、調味料、道具をそろえて同じレクチャーをしてもみんな味が違うんだよな。「先生の味にはならない。」と言われる。それは火の使い方にあるんだけどこれは言葉で表せない。と、言っていたのが印象的で記憶に残っている。
 実は、合気道も同じ。技の成り立ち身体の使い方を説明しても、その時の身体の感覚には個人差がある。実はそれこそが大事な個性。味の説明ができないのと同じでこの感覚は言葉にならない。脳の表層、大脳皮質に蓄えた情報は容易に言葉になりえる。生命を支える下層部、脳の根幹に蓄えられる情報は言葉にならない。そのブラックボックスに入っている情報を言語化するのが稽古だと言っていた人もいますが、理想だけど物理的に無理。これは身もふたもない言い方ですが、実は同じ構造である限り誰にでも共通する感覚はあります。
 喜怒哀楽、これは生命を守るためにすべての生物が獲得しています。
 そして人には希望と夢。

暮しのなかの合気道

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