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野生の呼び声。。

 原作を超マイルドにした映画でした。著者ジャック・ロンドンの原作を読んだのはさかのぼること約55年前小学生の頃でした。大いに感動したのを今でも覚えています。確か映画になったのはこれで二回目。初回の映画はある程度原作に忠実でした。例えば主人公犬バックがこん棒でしたたかに打ち据えられる場面(今回は最初の場面で1回殴られるだけ)、バックを賭けの対象にして雪上に凍り付いたそりの400㎏の荷物が引けるか否かの描写、バックと旅をするソーントン(バックの飼い主となる男)は金の採掘のために旅をしていること(ゴールドラッシュの一員)、ソーントンの死の描写、自然に対する知識のないゴールドラッシュに便乗する都会育ちの旅人達の死、そり犬同士の苛烈な争い、などが描かれているのに対し今回の映画にはほとんどありませんでした。第一ソーントンの死因が違う。
 犬の演技が素晴らしい。自然の描写は素敵。激流下りもそれなりにスリルがある。
 でも何か物足りない。そうリアリズムがない。
 ソーントンという男は一獲千金を夢見る一人の山師、それがどーして最後に川から採取した金を放り出して一人生きる分だけの金があればいいナゾと言うんじゃ。どの場面でそんなふうに悟ったのか。バックにしても最後は狼との間に家族まで作り、でめたしでめたしというエンディング。
 あまり書きすぎるとこれから観る人への先入観になるのでこれ以上は書きません。
 原作を読めば違いがはっきりするでしょう。あくまでも個人の感想です。
 観てそれなりに楽しめる映画にはなってます。

暮らしの中の合気道
合気道 小山田道場

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