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キャピラノ吊り橋。。

8月10日
 朝はかりかりベーコンとスクランブルエッグ、小ぶりの食パン二切れ、ブルーベリー、コヒー、オレンジジュースの定番の朝食。これも前日宿泊内容を確認したところ朝食は出ないということだったのですがせっかくだから一回くらいは食してみたいと思い急遽予定に入れてもらったもの。一人15ドルで計30ドル。少し高い気もしましたがわざわざ朝、車でやってきて作ってくれるのですから有難いことです。チップを5ドルはずんだら喜んでいました。
 二日目以降は徒歩圏内に7イレブン、スーパー、リカーショップを教えてもらったので朝はセブンのサンドイッチと牛乳で済ませることにしました。大体において大きな国ですから一つ買って二人で分け合えば事足ります。スーパーでビールを買おうと思ったら全てノンアルか0.5~1%程度のものばかり、もっと強いのはないのかと聞くとリカーショップがあると教えてくれました。カナダはアルコールとたばこには厳しい国で7イレブンにはアルコール類、たばこ(どこに行っても煙草は見なかった、日本では考えられない光景です)は置いてなく本物のビールが欲しければリカーショップに行くしかない。従ってリカーショップもなんだか秘めやかな場所に行くような気分でした。銘柄は各種地ビールからサッポロ、キリンと日本のビールも置いてある。後から聞くと日本のビール工場があるそうです。
どれを選んでよいのか迷った挙句、安かったということもありなじみのあるサッポロにしました。キャッシャーでカナダで最もポピュラーなビールは何かと聞きましたらどうやら地域地域で造る地ビールがありバンクーバーではカリブーだかナンとかだか言っていましたが後日探そうとしても兎に角、数がありすぎて見つかりませんでした。日本のように大手企業が一手に造って全国に配送する仕組みではなさそうです。ようやく日本でも地ビールが人気を得始めているようですがまだまだカナダに比べると規模が小さい。ワイン、ウイスキーなどもありましたがこれはやめておきました。ちなみにカナダのウイスキーは世界第3位だそうです。
 余談ながら、ウイスキーといえばオンザロックが私の好みになっています。オンザロックといえば氷。B&Bの大型冷蔵庫には氷を冷蔵庫を開けずに外から取り出せる仕組みになっていました。グラスを押し付けるとカラカラとグラスに氷が落ちて来る。日本の冷蔵庫では見たことが無い。唯一ファミレスに行くとドリンクバーにそれがある。
 
さて、キャピラノ吊り橋。長さ140m 高さは70m。キャピラノ川に架かる吊り橋。観光地ということもあり長蛇の列でした。観光ガイドにあるような雄大な景色の中を数人が渡っているイメージからは程遠い。人の波に揺られて左右に揺れ動いていました。荒れた海を行く船のデッキに立っていることを想像してください。橋そのものはワイヤーで釣るされ足元も硬質な板張りで頑健そのものでしたので140mの人波でも不安感はありません。キャピラノ川の流れが眼下に広がりそれをはさんでカナダの山林がせり出している景色は日本では見られない。日本国内で徳島に行った時に渡ったかずら橋をふと思い出した。キャピラノと比べて規模は小さいがスリルという点ではかずら橋がはるかに勝っている。
葛(かずら)で編まれた吊り橋だが足元は葛で編まれた交点を一歩一歩踏みしめ交点以外の2~30cmの矩形の空間に足を落とし込まないようにしなければならない。とにかく隙間だらけです。周りの景色を見るというのではなくまさに渡るといった実用面だけの橋がかずら橋。
 キャピラノ吊り橋を施工するにあたり移民した日本人が多く関わっていることを知りました。そう言えばロバート氏の奥さん、山本さんから移民時代のお爺さん叔父さん古い写真を見せてもらった時に日本名は一郎、次郎だが英語名(これも聞いたが忘れた)も名乗っていたと話していました。
 3年前、「バンクーバーの朝日」という映画を観たのを思い出しました。移民としてカナダに住む日本人の若者たち、港湾労働者として働くが体が小さいことなどを理由に馬鹿にされるのですが野球チームをつくり(チーム名が朝日)一致団結して見栄えのあるプレーはできないが小さく足で稼ぐ作戦で優勝する。自信を得てカナダ国民として認められていく話。
 先住民のトーテムポールが至る所にあり、巨大な杉の木が林立して圧倒されました。とにかくでかい二抱え三抱えもあるような巨木がビルの3,4階ほどの高さで聳えています。そのなかほどにデッキを設けて吊り橋で巨木から巨木へ回廊が延びています。デッキまでは地上から階段がありました。
ぐるぐる巡り歩いて空中散歩といったところです。
s-キャピラノ吊り橋 002  キャピラノ吊り橋 007   キャピラノ吊り橋 008  キャピラノ吊り橋 014 
キャピラノ吊り橋 キャピラノ川   モニュメント    空中回廊

モニュメントの小スペースでは実際に腕に鷲をとめて説明してました。
何か芸でもするのかと思ったら何もしなかった。ちょっと拍子抜け。
二か所ほどに池があり虹鱒が泳いでいました。

キャピラノ吊り橋 004  
ロバートと妻と私 
キャピラノ吊り橋 016 
この土産物ショップで妻はハガキを買いました。ハガキを出したのは13日(カナダ時間)帰りのバンクーバ国際空港。届いたという知らせは20日(日本時間)でした。約一週間かかって届いたことになります。

キャピラノ吊り橋から車で小高い山に移動。日本で言えば高尾山かな?山の頂上からはバンクーバーの港が一望できます。この日はやや薄曇りで視界は今一。実に静かな場所で爽やか、心が落ち着きました。
ロブと4 001      ロブと4 003 
トーテムポールが一杯    薄曇りで視界不良

この後都会の喧騒に舞い戻りバーガーショップ ホワイト・スポットでお昼。妻はどうしてもサーモンバーガーということで食ってました。私とロバート氏は普通にビーフバーガーとビール。大きさは日本と変わらないサイズでしたがボリュームは満点。日本だと二個食べる私ですがここでは一個食せば充分でした。胡瓜のピクルスが5cmほどの長さでバンズの上にピロっとのっているのが面白い。

 この日の夜はロバート家にお呼ばれでした。前もって何が食べたいか聞かれここでも妻がサーモンと答えていました。ロバート家には二十歳になる娘エミリーさんがいます。車中で大学を中退してダンスをしていることマッサージの学校に行っていることなどを聞いていました。ロバート氏は被虐的な物言いをする人なのでバカ娘だと言っていました。私が「しょうがないよ、あんたが父親なんだから。」と言うと山本さんも多分同じ言い方をするよと答えてました。でも実際に会ってみると聡明そうな娘さんでした。日本語も堪能でロバート氏の日本語を直すそうです。私たちの訪問に合わせてどこかへ出かけていきました。そりゃ見も知らぬオジサンおばさんじゃ話も合わないしね。ロバート氏は出かける娘のおでこにチュッとして送り出しました。
 ロバート氏自ら調理するサーモンは絶品でした。きれいなピンク色の三枚におろされた切り身はそのまま刺身で食べてもいいような風合いでした。これを上手く焼き上げ塩コショウで味付けした一品でした。彼が調理している間に居間に置いてある思い出の品々写真を見て回りました。演武会での最優秀トロフィー免状などロバート氏が日本で合気道修行、英会話の先生として生活していた10年間の思い出がぎっしり詰まった居間でした。かつて道場に掛けてあったロバート氏の名札がありこれは誰がくれたか知っているかの問いに分からないというと「君だよ。」全く覚えていなかったと言えば嘘になるそんなこともあったかも知れないと記憶の底をたどると微かながらその映像に行き当たりました。彼はそのことが余程嬉しかったらしく飾ってあるのでした。その後ペットの話、道場のことなど色々な話題が続きました。
 ロバート氏の奥さん山本さんはアンティークな日本の家具、陶器などを仕入れ販売しているので気に入った家具類は居間に置いてありました。子供の頃田舎に行くとあったよなっと思う懐かしい箪笥の上には古びた親族の写真、可愛がっていたペットの写真がありました。ガラスケースには収集した陶器の小物類があり海外の一般家庭というよりなんだか日本の田舎に来たような部屋でした。妻には別の部屋の桐のタンスなどを見せて回り時折日本に買い付けに来るのだと言っていました。昔住んでいた武蔵小金井(養神館本部道場があった)にも来るようで仕事仲間がいるとのことでした。
 
 この時期カナダはサマータイムで午後9時を過ぎる頃には暗くなっています。いろいろな思いを抱えてB&Bまで送ってもらいました。

暮らしの中の合気道
合気道 小山田道場


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