昨日は古い映画を観ました。

 1951年に封切られた初のカラー映画、木下恵介監督「カルメン故郷に帰る」1954年に封切られた同監督の「二四の瞳」前者は私の生まれる前、後者は生まれ年。私の亡くなった父親や母親の若い頃の映画です。
 リリィ・カルメンこと「おきん」家出をして東京でひとかどのストリッパーとなり故郷へ錦を飾ろうと本人は芸術家気取りで北軽井沢の故郷へ。浅間山がアップで映りそのすそ野に人々の営みがある、そんな牧歌的な田舎に意気揚々、凱旋のはずがとんだハプニングが待っている、という筋。
 映し出された山が浅間山だとすぐに分かりました。両親の故郷が小諸なので良く見ていました。この山は活火山で今も小さいながら噴煙を上げています。去年見たときは雲が流れているのかと思いましたが噴煙でした。
 さて、主演は高峰秀子、太腿あらわにパンツまで丸見えの映像は当時としては皆ぶっ飛んだんじゃないかと想像しました。喜劇らしいのですが私には笑えず、「おきん」への蔑視や差別意識を笑いに変えているようで逆に悲しかった。「おきん」はそれらのことに一切気付かずお父さんに親孝行したと思って帰っていく。父親こそが一番悲しんでいたとはゆめにも思わない。同じ裸だったら豚や牛を見ている方が良い、という父親の台詞は可笑しかった。
 「二十四の瞳」は壷井栄の有名な児童小説ですが映画では一人の女性が教師という立場から戦争という時代に翻弄される姿を描いていました。全編をながれる効果音楽は日本人なら誰でもが知っている児童唱歌でした。子供たちが歌ったり、曲だけ流れたりしていました。感動的な映画でした。当時、大ヒットした映画ということで今でもリメイクされるのがわかります。人の有りようが理不尽な時代によってむちゃくちゃにされる、今でもどこかで起きている悲劇。それにしても155分は長かった。

暮らしの中の合気道
合気道 小山田道場

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