この日は。。

 雲行きが怪しかった。小金井の稽古後箱根に出発。
 ある日突然「箱根に行こう。」ということになり「かんぽの宿箱根」に予約を入れた。
 箱根湯元に着く頃は車外は真っ暗、篠突く雨が降る。沿道に居並ぶ飲食店、土産物屋の灯が雑踏の人々を振りかかる銀線のなかにぼうっと黒く浮かび上がらせている。この雨の中でもこんなにも人が多い。街道は東京へ向かう車列が延々と続く。箱根山中に向かう道は単独行となり雨と霧に視界を遮られながら山中の宿に着いた。
 温泉は私にとっては少し熱めながらのんびり手足を伸ばす。
 食事は金時御膳。先附けからデザートの水菓子までのコース。美味。部屋からは晴れれば富士山が眺望できるはずだが翌朝は雨は上がったものの曇り。見えない。芦ノ湖を巡り大涌谷を散策という当初の予定を岡田美術館から大涌谷へと変更して宿を出た。岡田美術館では「若冲と蕪村」展を開催していた。宿から10分。
 若冲の「孔雀鳳凰図」が観たかった。壁面を飾る巨大な雷神風神のパネルを横目に入館するとまるで空港のセキュリティのようで携帯、カメラ、金属類はロッカーに預ける。金属探知機のゲートをくぐってようやく展示室に入れた。
 一階は陶磁器がこれでもかと陳列されていて一つ一つ見て歩いたがしまいには頭が痛くなってきた。目的の若冲はいづこと探せば3階にあると判明。
 岡田美術館には桃山・江戸時代から現代、鎌倉時代の仏画、室町の水墨画、中国韓国の絵画まで展示されている。
特別展の若冲「孔雀鳳凰図」は異彩を放っていました。そして蕪村、俳人としての認識しかありませんでしたが立派な文人画家。正岡子規だったか、蕪村を再評価したのが俳句だったので俳人としてのイメージが定着している。また若冲と同時代の人とは知らなかった。
 こうした絵画を時系列に観ていくと先人の技術を学びながらもそれに飽き足らず新手法を探りのりこえ乗り越えしていく時代の天才たちが見えて来る。
 すっかり疲れて外気にあたって出直そうと敷地内にある開花亭に向かう。広大な敷地はもとはこの料亭の所有だった。手打ちの饂飩を食す。日本庭園は昨夜の雨の影響で入園できない。
 再び若冲と蕪村その他の展示物を確認して大涌谷へと向かった。
 ロープウェイは四時に仕舞うというので大涌谷から乗り継ぎ芦ノ湖までを往復した。曇天にもかかわらず大勢の人がいた。
 硫黄の臭いは嫌いではない。以前はなかったが火山ガスを予防するマスクが配布されていた。
 定番の黒卵を贖う。以前来た時は養神館の古き良き時代の仲間たちと一緒だったのを思いだす。

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大きな垂れ幕 若冲と蕪村   北斎の手になる江戸美人と我が家の美人

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時代を経た開花亭  開花亭の前にある「湯雨竹」90度の温泉を竹の細かな枝を通して低温にする建屋 湯気濛濛

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ロープウェイからの大涌谷 地上絵のような模様 硫黄の臭いが満ちている 
巨大な黒卵の前でパチリ

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今回は乗らなかった海賊船 また来た時に乗ろう

さて、明日で稽古納め。23日は納会。24日から南紀白浜に出かける。楽しみじゃ。
箱根では夜、朝と熱めの温泉に浸かったため終日疲労感がありました。白浜では注意しよう。
今年一年無病息災で稽古できました。独立してから腰の手術を除いて一度も病を得たことが無い。ありがたいことです。

慶宏指導員 Facebook
塩田剛三先生直伝
合気道 小山田道場









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