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2019冬の京都 一日目

 暮れていく仕儀に相成りましたが、先日、冬の京都に行ってきました。寒い日もあれば暖かい日もあり気ままな旅でした。
 朝、東京を出て午後1時頃、京都トラベラーズイン、に到着しました。以前無限塾の演武会で利用したことのある宿で平安神宮の鳥居の直ぐそばです。南禅寺、無鄰菴、疎水記念館の直ぐ近く目の前を明治期に琵琶湖から引いた水(琵琶湖疎水)が今でも道路を隔てて滔々と流れています。
 この日は南禅寺、無鄰菴に行く予定です。
南禅寺前

南禅寺を横切る水路閣
水路閣1
 インスタ映えするのかカップルが橋脚の下で写真を撮っています。この橋の上を今でも琵琶湖からの水が流れていきます。何故、このような水路をつくる必要があったか、かいつまんで言うと明治初期、東京へ都が移り当時の京都は人々も意気消沈し元気がなくなった。明治14年、京都の疲弊を救おうと琵琶湖から水を引き水力発電所をつくり当時の府内を電化し活気を取り戻すべく計画された事業がこの水路、琵琶湖疎水なのだそうです。山あり谷あり全長35Kmだそうです。これができ上った時、京都府民は盆と正月が一緒に来たよう、だとにぎわったそうです。
詳しく知りたい方は 京都市上下水道局 をご覧ください。

琵琶湖疎水記念館は二日目に行きましたのでその稿で記します。

琵琶湖疎水 道路側から見た景色。
疎水2

記念館内から写しました。
疎水
カモがネギしょって多数、浮かんでいました。水上に暮らす水鳥の知恵はどう進化したものか猫などは近づけないからひとまず安心。

疎水近くのモニュメント。 逞しい工夫の腕が力強く天に伸びています。
疎水1


そんな歴史のある水路閣、橋脚のそばで、我々も撮ってみました。
水路閣2


さて、南禅寺
南禅寺1
この門をくぐり奥に行くと山門があります。

南禅寺 山門
これがそれ。歌舞伎の世界ではここへ石川五右衛門が来て、絶景かな絶景かな、と言うくだりがあるそうですが五右衛門の時代には山門はまだなかった。創作というものはそういうものです。五右衛門の代わりにこの山門に登りました。急な階段、下りは蟹のように横歩きでロープにつかまりながら階段を降りました。怖いような急階段です。手摺だけでなくロープも一緒にあります。

山門からの景色1
山門を取り巻く回廊。外に向けて少しかしいでいます。犬山城ほどではない。

山門景色2
絶景かな、絶景かな 私が言う分には問題なし。

南禅寺 山門から望む


南禅寺のお庭
南禅寺3
枯山水です。

縁結びの松。
南禅寺4
良く見ると松の木となにか他の木が接ぎ木のように絡み合っています。
途中の幹の色が本来の松とは異なります。それで、縁結び、か?と納得。
根方に何やら置物、UPにしてみると。。
南禅寺2
狸の親子でした。京都のしもた屋には玄関脇に狸が置いてあるのをよく見ました。

詳しく知りたい方は 南禅寺 をご覧ください。

無鄰菴 明治政府の重鎮 山形有朋 陸軍中将の京都別邸 宿から数百メートルの所にありました。
この時間(4時位)になるとどんより曇り、少し肌寒い。

山形有朋は作庭にも興味を持ち自ら設計に携わったようです。
茶室もあり現在もお茶の教室として使っているようです。
多趣味の人だったようです。知らなかった。 詳しくは 無鄰菴 をご覧ください。

この日、24日はクリスマスイブ。
夜は酒飲みながら串に刺さった鶏肉をいただきました。カモロースも美味かった。
妻はもっとご飯もののあるところが良かったようです。

さて、一日目はここまで 二日目以降はまた書き足します。

暮らしの中の合気道
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