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先週モスクワから。。

 日本に帰ってきましたが喉が痛く咳も出る、体調が思わしくなくずっと臥せっていました。とにかく疲れた。フライトが長いのも応えるが寒さも影響しているのかもしれない、時差も。空港からモスクワ市内ミランホテルまで2時間以上かかった。セミナーの主催者フリュンキン氏が5分かかると言えば2~30分、2~30分かかると言えば1~2時間は掛かるということを今回の旅行で理解した。再来年のセミナーの予定もすでに入っているので今回のことを参考にしたい。
 さて、一日目は稽古もないので赤の広場へ出かけました。地下鉄にガタガタ揺られ12年前に乗った地下鉄と全く変わりのないスターリン時代からの骨董品でした。広場は以前来た時と異なり所狭しと建物が並びクリスマスの準備に追われているようでした。以前来た時はホントに広場、空間でした。今回はショッピングモールなど立ち並びその意味では市場に違いはないがグッグっと空間が狭くなった感がある。とは言え面積は変わらないので歩きではありました。広場を横断してとある喫茶室で休憩。公衆トイレはないのでこうしてお店に入って用を足すそうです。コーヒーと甘いお菓子をいただきました。
 ここからタクシーでホテルまで帰りいよいよ明日から稽古開始。
稽古内容は子供の時間には子供に合わせ、大人には今までの経験と実績からくる小山田道場オリジナルな発想の技の捉え方を稽古しました。こうしたセミナーを開いてみると自分の中に蓄積されていることが随分有るなと我ながらあらためて気付かされました。ここまで一通り説明したら終わり、と思っても、あ、そうかアレもあった、という風に関連事項が出て来る。キリがないのでカット。次へ進む、というような稽古の進行でした。事前に予定を立てての稽古ですがブログと同じ、この筋の方向に行こうと書き始めてもあれれこっちかいという具合で、実際の稽古も生き物のようで大筋は同じでもその場の人々と空気の温度差で微妙に流れの方向が変わったりする。キリっと真っ直ぐ行く理想ではなく蛇行しながら流れる川のような現実。
 午前の稽古が終わるとホテルでランチ、午後の稽古が終わるとホテルでディナー朝はホテルのバイキング、セミナー期間中はこれの繰り返しでした。
 五日目には気晴らしを兼ねてピストルの射場に案内されました。初めて撃った拳銃ですが今の銃は軽くできてる。
 というのは、はるか昔、中学生くらいの時モデルガンなるものが日本ではやり本物をそっくりそのままに写す模造品が出回りました。家の弟がそんな拳銃の一丁を持っていたのでその重さとの比較です。ちなみに弟は友達などと公園でモデルガンを撃ち合って(本物のように音も火花も薬莢も飛び出る)近所の連絡でパトカーが何台も来たという逸話を残しました。しばらくするとモデルガンの規制も出ました。
 100発程、的に向かいあゝだこうだとレクチャーを受けながら撃ちました。結構面白かったが耳につんざく拳銃の音には辟易しました。はるか昔、養神館本部道場に射撃訓練で耳を故障してほとんど聞こえなくなった元自衛官が稽古に来ていたことがありましたがその人を思いだしました。
 最終日、稽古後ロシア風サウナに行きました。日本と異なり丸々一室を借り切るシステム。居間にあたる大きなテーブルのある部屋を中心にサウナ、プール、シャワー、トイレ、ベッドルームが並んでいます。テーブルにはビール、チキン、などなど並び飲み食いしながらサウナに入る。これって体に大丈夫かいと思いつつ郷に入れば郷に従えと思いっきりビールを飲んで汗をかきました。なかに一人、白樺の木の葉を使うフィンランド風サウナの作法を知っている人がいて受けました、それを。白樺の木の葉(ホワイトバーチリーヴス)を熱く熱して、うつぶせの頭からつま先まで温風を送り何回か繰り返した後、今度は熱した葉っぱで何回か叩いて擦り付ける。背中側が終わると仰向きに同じことを繰り返す、気持ちいい。温風が寄せて来る時にはこれから起こることを予感させるような熱気がこもっている、忍び寄ってくる得体の知れない熱気をはらんだ混沌。その後、プールに飛び込んで覚醒するのです。
 今回のセミナーで特筆すべきは障害を負った少年が周囲に助けられながら稽古している姿でした。やってみようという少年の気持ちもさることながらそれを受け入れる懐の広さを感じました。
 来年は4月にウクライナ出張が決まったので体調管理しながら行ってきます。鬼よ笑え。

暮らしの中の合気道
合気道 小山田道場