さて、二年越しの。。

女二人男一人の三人旅。。二日目 

愛知犬山2 002
犬山市郊外にあるリバーサイト犬山、とある犬山国際ユースホステル。リバーサイドとは思えぬ環境ながらリバーとは木曽川だろう、と想像する。山道の途中に看板がなければ完全に見落とす所。しかもここへ通じる道は左側に極端に細く切れ込んだカーブだったため曲がりきれない。右サイドに寂光院駐車場とは名ばかり、道を外れた崖っぷちのような空き地を大きく回り込み真っ暗闇で急な坂道を登る、狐狸の類が出てもおかしくない。

翌朝、近くにある寂光院を訪ねた。ここには弘法大師筆塚があります。織田信長と柴田勝家がそろって参詣した古刹。長い石段をジグザグ上ると本堂、信長、勝家が見晴らした高台がある。その先には国宝犬山城が望める。
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駐車場からの道。 
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わきを小川が流れていました。 子供のピンクのサンダルが片方、川石に引っかかっていました。夏にでも来たのでしょう。
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こんな坂道を歩いていくと。。途中から石段のつづら折り。
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石段の途中に七福神に宝船。お寺だよな~でもマいっか。しかしながらこの思いは三日目の豊川稲荷で爆発しました。 

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つづら折りの最後の直線。
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弘法大師筆塚。つづら折りの道で出会ったのは伊豆の踊子の一行ではなく。。弘法大師の像でした。
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寂光院本殿。柱にはゾウさんの彫り物。珍しいのでパチリ。象の巨大な体躯、体重で百鬼夜行の類を地面の下に踏みつけて押さえる。日光東照宮にも同じような象の彫り物が柱にあるのを昨日のTV番組「ぶっちゃけ寺」で知りました。
愛知県犬山1 021 本殿とお堂が天空の回廊でつながっている。ぐるりと一周。

さて、博物館明治村。10時開村で10分前に到着。しばし待ちました。その間にも人々が車で参集。ここには歴史的建造物を日本各地から移築してあります。小金井にも東京博物館の分館として江戸建物園がある。しかしまあ、よく歩きました。歩いたと言えば比叡山、ここも歩き回り携帯の歩数計は二万数千歩を超えていました。さすがにそこまではいかなくとも兎に角、歩るった。駐車場北口から入村。村は1丁目~5丁目まである。「すてーき亭」も以前そんな丁目メニューがあったが今は関係ない。
とにかく5丁目から旅は始まった。
蒸気機関車が当時の三等客車引いてSL東京駅から4丁目SL名古屋駅まで開通している。
NHKの連ドラ「ごちそうさんで」 女優の杏、演じる「卯野めいこ」が東京から大阪に出発した客車。
それは眺めるだけに留めておき、まずは、帝国ホテル中央玄関に入る。実はこの帝国ホテルを眺める場所に住んでいたことがある、といっても正面玄関ではなく裏の駐車場。そこにはミニュチュアでしか見たこともないような外車がずらりと並んでいました。昭和39年小学5年生の頃の話し、有楽町の東電社宅5Fに住んでいました。東京オリンピックの年で開通間もなくの新幹線も屋上から眺めることができました。
玄関入口左脇に当時の航空写真パネルが置いてあり、あーだこうだ言っていると、ガイドさんがやってきてその話をするとあー東電ですか写真にはないけどこのビルの直ぐ左側にあったんですよ、と詳しい。パネルには都電が写っていて有楽町から常盤橋までゴトンゴトン乗って常盤小学校まで通った記憶がよみがえりました。日比谷公園も近くよく遊びに行きましたっけ。
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帝国ホテルの裏は良く見ていましたが正面の記憶がなくこんなだったかなという感想。
正面のパネルの人物は帝国ホテルを手掛けたアメリカ人建築家のフランク・ロイド・ライト。家具から食器のデザインまで工夫しました。サイモンとガーファンクルが「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」を歌っています。有名人だったようですが知りませんでした。
三階までの吹き抜けで天井が高い、サイドの休憩、喫茶の空間は天井が低く落差が大きい。天井が低い方が落ち着く。ご婦人専用の休憩室まで考えていました。
ここ、帝国ホテル中央玄関ではNHK朝ドラ「花子とアン」で仲間由紀恵 演じる葉山蓮子 と 吉田鋼太郎 演じる嘉納伝助がお見合いの撮影をした場所。そう言えばTVにブレイクする前の吉田鋼太郎のシェイクスピア劇を何回か観たことがあります。つばきを飛ばしての熱演でしたが最前列には座りたくない。
二階の喫茶室、営業していました。

さてこの先、時系列で記すとダラダラするので印象に残ったところをひょいひょいといきましょう。

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本郷喜之床。 大正時代の床屋さん。何やら二階に人物のパネル。石川啄木です。「一握の砂」はこの二階で執筆された。
ちっさい床屋さんの二階に家族ごと住んでいたというからどんな貧乏かと思う。
ちなみに朝ドラ「ごちそうさん」では売れない作家の室井幸斎が住んでいた設定。
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宇治山田郵便局舎。ここで女性二人は一人は孫へ、また一人は母と友へ絵葉書を出しました。郵便局わきの年代物の黒く細長いポストがまだ使える。一枚は年末にまた一枚は元旦に届きました。
閑話休題
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どこも一緒です。

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明治村は人造湖の入鹿池の畔にあります。村内からも広い水面が見え、とても人が造った池のイメージではない、りっぱな湖といえる。無数のボートが湖面に浮いていました。冬はワカサギが旬。

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金沢、第四高等学校武術武道場。道場と聞いて行きました。柔道場と剣道場が併設されています。なにせ建物が古く、歩くと全体が揺れる。ドンと足を踏んだらガラス窓がびりびり震えました。「雷影春風」「心身自在」の額がありました。こうありたいものだと感じました。ここでは「ごちそうさん」の西門悠太郎の剣道試合の撮影場所。たしかぶっ飛ばされて負けたような。。違ったかな。
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呉服座。だれが見ても「ごふくざ」と読みます。ところがこれは「くれはざ」といいます。世代としては爺さんか親父の頃の名優、喜劇人、落語家、講談師が出演したようです。名前を見るとああ、いたな聞いたことあるなという感想でした。世代は違うのに懐かしい気がしました。
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夏目漱石の住居。    くつろいだ長火鉢。   夏目漱石の書斎。
大量に流入する異文化と自らを育んできた文化との狭間でどう折り合うか呻吟した人。
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西郷従道邸と食堂。 
西郷隆盛と共に野に下らず官に留まり西南戦争を戦った。西郷と言えば上野の銅像の人。司馬遼太郎に言わせれば維新後自分で大事な決断を下さず、なんだか呆けた人のようであったらしい。毎日山野を渡り大好きな猟をしていたという。猟師になりたかったとさえ言ったとか。燃え尽き症候群か?そうした人を担いで緻密な作戦もない西南戦争が起こった。
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明治村には教会も多く移築されていました。西洋つくりの教会は見上げるほどに高く天を目指しています。中に一つだけ日本の大工さんが造った教会がありました。大明寺聖パウロ教会。長崎から移築。火の見櫓のような塔には鐘が釣るされています。紐を引くと村中に鳴り渡る。
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品川灯台。明治初の灯台。濃霧ひどい時は濃砲で知らせたそうです。傍らに火薬だけ込めて空砲を打つ小さな大砲がありました。

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最後に京都市電。この市電は「花子とアン」で、はなと蓮子が腹心の友の誓いを交わした舞台。
村内の乗り物は陸(おか)蒸気とこの市電、そして村営バス。
この日は開村から閉村まで女性陣はスタンプ帳を手に最後はノルマを果たすべくそれだけのために時間ぎりぎりまで歩きました。
結論、明治村はNHK御用達の村。

塩田剛三先生直伝
合気道 小山田道場